考え議論する道徳の実装に向けて その3「カラフルな工夫」(B相互理解、寛容)
公開日: 2026年7月1日水曜日
その2の続きです。
普通の人って?という「ハテナ」からそれぞれの思いを出し合いました。
りり:そもそも(普通の人)の基準が分からないから、・・・言いたいこと言えなかった(小さな声で)
かすみ:住んでいる環境が違うと違うと基準が変わるっていうか、育った環境が違うから。
りり:そう個性っていうか(ここは授業中に私には聞こえていませんでした)
T:じゃあ今日はこの基準が何なのか、普通の人が何かも考えていこう。じゃあさ、この前書いていた感想をひろさん読んでもらっていい?
ひろ:電車の中で障がい者の人の横には誰も座っていません。
T:はい、なぜですか?隣の人と話しましょう。
ひろさんの感想には、いつも通学で使用している電車の中でモヤっとしている出来事が語られました。障がい者の横には誰も座りたがらない、という現実に対して違和感を覚えていたひろさんの思いと、どうしても障がい者のことが分からないから避けてしまっている現実を知ることが、教材との接点となり当事者性を育むことにつながればと思い取り上げました。
子どもからは「こわい」という感情も語られました。ただ、子どもからはクラスの中にはすでに分け隔てなく接している人がいるよ、という声が上がり、こうたくんの名前も出てきました。よくお互いのことを知っていることも伝わってきます。
その後、感想の中から大山社長が障がい者を雇うか雇わないかで葛藤した場面を考えたいと考える子どもがいたことから、その子どもの振り返りを取り上げ、本時の課題を設定していきました。
本時の課題設定後、5時間目だということもあり、体力的にしんどそうな姿もあったので、書く活動を取り入れ、近くの人と話し合う場を設定しました。
その時の子どもの話を聞いてみます。
りり:ここで入れなかったら一生働けなくなる。会社には入れてあげたいなっては思っているけど、入れたら会社の偏見っていうか・・・
のん:チョークって細かい部分もあるから
りり:しかもみんなが使うから
のん:そう、だから障がいがある方に任せていいのか、ちょっと怖いっていうか…どういう障がいがある方をどうすればいいのかっていうか
りり:一生働けなくなるのは嫌だし、雇いたいという気持ちはあるけど、会社の・・えっと
こうた:評判?
りり:評判とかもあるけど、「障がいの人雇ったの?」みたいな感じになって、品質とかが落ちたりして本当にいいのかみたいな感じがあるから雇わない。
のん:障がいがある人が作ってもらった時に、細かい作業ができるのか、のも含めてどうすればいいのかなっていうのもあるし、ほらここにあるし(教材文を見ながら)知的っていうのは、どんな感じになるのか、どんな障がいをもっているのか分からないから・・・この社長さんは障がいがどんな感じか知らなかったけど、…よく知らなかったから、本当にいいのか、みたいな
T:そろそろ聞いていい?
そこから全体の場を持ち、振り返りに繋げました。
最後までお読みいただきありがとうございます。
次回は本時「ハスの花のように」(C国際理解、国際親善)公文書院です。
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