子どもの問題意識を生かした授業

公開日: 2021年5月17日月曜日




こんにちは。

本校2年目になりました,道徳科の山平です。

昨年度は教員生活初めての1年生の担任でした。1年生の子どもたちにとって,抽象的な思考は発達段階から考えて難しく,ましてや物事を多面的・多角的に捉える力は,普段の生活の中ではなかなか育まれません。

そこで,1年生の子どもたちが,物事を多面的・多角的に捉えることができるように,単元型学習を行ってきました。昨年度は新型コロナウイルス感染症の為,例年よりも学級の子どもたち同士や他学年,先生方,地域の人々等とのかかわりがほぼありませんでした。

だからこそ,テーマを「あたたかなつながり」として,B感謝を中心内容項目に据え,親切,思いやりと家族愛,家庭生活の充実で単元を組んで実践を行いました。

本時では宮西達也さんの絵本「オレはティラノサウルスだ」で行いました。「ティラノサウルスとプテラノドンにあたたかなつながりはあるのか」ということを議論し,表現活動の中で役割演技に取り組んでいったことで,感謝を多面的・多角的に捉えることができました。


さて,今年度は今まで取り組んできた単元型学習に大きな成果がみられたものの,単元型学習でなくとも,1単位時間の学習と同じように物事を多面的・多角的に捉えることができるような学習を研究していきたいと考えています。

実は今年も1年生の担任です。1年生の担任を2回もさせていただけることに感謝しつつ,1年間かけて道徳科の学習の学び方が分かり,自分事として考え,自分たちで学習活動を選択し,納得解を見つけることができるような子どもを育てていきたいと考えています。


ちなみに,現状では子どもたちが道徳の時間にもつ『問題意識』に着目しています。

これは東京学芸大学の永田先生がおっしゃっておられたことの中にもありましたが,大きく分けて問題意識は4つに分かれています。

①教材についての問題意識

②価値についての問題意識

③生活についての問題意識

④社会についての問題意識

子どもたちが自分がもっている問題意識を授業の中で追求する時間を確保していく中で,効果的な表現活動(今年度も役割演技)を通して,納得解を見出すことができればと考えています。

どうぞよろしくお願いいたします。

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